育休明けの私が自分らしい生き方を見つけるまでの軌跡

今でこそ私生活と仕事のバランスを上手くとってイキイキとしている私ですが、子育てしながら働くことに辛さや行き詰まりを感じている時がありました。私が自分らしい生き方を見つける前のことをお話しすると、「やすよさんにもそんな時期が?」と驚かれることも多いので、改めて振り返ってみることにします。


私の生き方って、家と保育園と会社の3か所を行き来するだけ?


私が子育てしながら働くことに辛さや行き詰まりを感じていた時。それは二人目の育休明け1年目。上の子は3歳、下の子は1歳。企業の正社員として短時間勤務で働いていた時のことです。

会社ではなんとか時間内に仕事を終わらせられるように必死でこなしつつ、保育園のお迎え時間は迫ってくるので同僚に頭を下げて退社する毎日。会社を出れば、目的の電車に乗るため駅までダッシュ。どうしても間に合わなそうなときは、途中の駅までタクシーを使うこともしばしば。なんとか保育園に滑り込み、家に帰れば怒涛の夕飯、お風呂、寝かしつけ…。

その繰り返しで家と保育園と会社の3か所を行き来するだけの日々に、「いつになったら私は私だけのための時間を過ごせるのか…」と絶望した気持ちになっていたものです。


必要なのは落ち着いて自分らしさを整理する時間だった


そんな私が絶望的な気持ちから回復するきっかけになったのが、落ち着いて「自分らしさとは?」を整理する時間を確保したことでした。落ち着いて、といっても往復の通勤電車の中ですが…チャットのやり取りでキャリア相談ができるサービスを利用することにしました。

そうやって無理やりにでも確保した時間は、私のこれまでの人生の中でも間違いなくターニングポイントです。当時、一緒に思考を整理してくれて、あなたにはパラレルワークという生き方も選択肢にあるのでは?と助言してくれたキャリアコンサルタントの方には本当に感謝しています。

私自身、落ち着いて自分らしさを整理した結果、見えてきたことがあります。第一に「私にとっての自分らしさとは、仕事する時間や内容を自分でコントロールできること」という生き方の軸です。それと同時に、今すぐ全てをコントロールできるようにしてしまうと、収入の安定性が不安という心理的なハードルもはっきりしました。そうして結果的に「会社員として働くのは週3日程度にして、残りの週2日を個人でお仕事する」という形が良さそうという具体的な未来まで明確になったのです。


そんな私から、今まさに絶望している育休明けの方にお伝えしたいのは、ぜひ落ち着いて思考を整理する時間を確保しましょう!ということです 。有給休暇を取得したりパートナーに相談したりして、半日だけでも一人で過ごす時間を確保して、落ち着ける場所(カフェなど)へ行くとか。そこで、「自分だけのための時間」があったら何をしたいか、今の生活のどんな瞬間に辛いと感じるかなどを考える時間をとってみてください 。

忙しい日々に追われていると、目の前のことを繰り返すだけで精一杯になってしまい、状況を変化させる策を考えることができないことが多いので、時間を確保するということがとても重要です。

そして、辛さを抱えているときに一番大事なのは、頭の中にある気持ちを文字や言葉という形で外に出してあげること。自分の頭の中で考えているだけでは、現状を客観視できずに堂々巡りになりがちではないですか?ノートに書き出したり、信頼できる周りの人に話したりする方法であれば、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。


長い長いトンネルでも出口の光が見えればそこを目指せる


育休明け、色々なプレッシャーを抱えて必死で働きつつ子育ても…となると、出口のないトンネルの中にいるように感じてしまうと思います。おそらく不安の種は「出口が見えないこと」です。

私がそうだったのですが、週3日は会社員をして週2日は個人でお仕事をする、という目指すべき未来(=トンネルの出口)が見えたら一気に今を生きることにエネルギーが湧いてきたように感じました 。

エネルギーを原動力にして真っ先に手を付けたのが、キャリアコンサルタントの資格取得でした。出口が見えた翌週には養成講座に申し込みに行き、半年間の講座を受講し、1年後には資格を取得。

それと同時に実行していたのが、週3日の勤務で安定収入を得られる方法の模索です。当時働いていた会社にその希望を伝えたり(結果的に叶わず…)、求人情報を眺めたりしていました。私の中で、週3日という軸が明確だったので、週5日勤務の正社員求人にも交渉を試みたりしながら転職活動を進めていきました。自分の望む生き方に妥協しなかった結果、最終的にとても良い条件の職場に出会うことができました。


私のように「いつになったら私は私だけのための時間を過ごせるのか…」という気持ちを元に思考を整理してみると、実は本当に欲しているのは『私だけの時間』では無い可能性もあったりします。また、仕事を辞めたり引っ越しをしたりと、今すぐに何かを変える必要があるとも限りません。結果的には「今は今の生活を淡々と過ごす。その代わり、3年後には転職活動をスタートするぞ!」でもよいのです。少しずつ、あなただけのオーダーメイドの生き方を見つけましょう!


まずは現状を見つめることが、自分らしい生き方を見つけるスタートライン


育休明けのわたしが自分らしい生き方を見つけることができたのは、見えない出口の光が見えたことでした。そして、出口の光を見つけるまでには、他者の支援も受けながら、自分自身とじっくり向き合い、現状のどんなところが辛いのかを解きほぐす時間が必要でした。出口の光が見つかると、そこに向かう道筋が見えるようになり、思考が堂々巡りすることもなくなりました。具体的には、自分の軸に合わない求人情報は目に入らなくなるので、効率的に活動を進めることができたと感じています。


だからこそ、繰り返しお伝えしたいのが、自分らしいオーダーメイドの生き方を見つけるために、まずは出口の光が見えるようにしましょう!ということ。そして、その第一歩として、現状を見つめることをおすすめしたいです。とはいえ、複雑に絡み合う現状をどう整理すればいいの?という方もいらっしゃるでしょう。


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